熱中症対策に塩舐めろ!
昔から言われてきている通説です。
実際夏前になると塩飴や塩分タブレットが飛ぶように売れていきます。
しかし、減塩が叫ばれている昨今、熱中症対策で塩分を摂る必要はあるのでしょうか?
今回はそんな疑問を解決し、正しい対策方法を解説します。

結論、熱中症対策で塩分を摂る必要はありません。
理由は、日本人は普段から塩分を過剰に摂取しているからです。
世界共通の1日食塩目標量は5g未満。
対して日本人の1日平均摂取量はなんと約9g。
塩分過多により高血圧症等のリスクが上がります。
なので対策にはとにかく水を摂りましょう。水分補給をして適切に新陳代謝するのが正解です。
前回お話しさせていただいた通り、経口補水液は熱中症対策にはNG。
水やお茶、アミノ酸飲料がオススメです。
しかし、塩飴やタブレットは絶対NGかと言われればそうではありません。
水分が沢山摂れない環境であれば可。
それでもなるべく水分摂取を基本に補助的に加えてください。
製品パッケージに塩分量が記載されているのものが多いので、注意点を読み最低限の使用をおすすめします。
サプリアイエス薬剤師 石倉