ジメジメした梅雨の時期、なんとなく頭が重い、体がだるいとお悩みの方も多いのではないでしょうか？
最近ではこの症状を「梅雨だる」ともいいます。
この記事では「梅雨だる」の原因と対策方法について解説します。
日々の勉強、仕事のパフォーマンス向上のお役に立てれば幸いです。
梅雨だるの原因はズバリ自律神経の乱れです。
自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、梅雨時期はバランスが崩れ副交感神経の働きが強くなり、だるくなります。
梅雨の時期の自律神経が乱れる要因は主に
①気圧の変化
⇒気圧が低くなると血管が膨張しそれを押し返すために交感神経が働きますが、気圧の乱高下によって乱れてしまいます。
②温度差
⇒寒暖差による体の変化も自律神経により調節されますが、激しい寒暖差に体が追い付かず自律神経が乱れます。
③多湿
湿度が高いと代謝機能が落ちて自律神経が乱れます。雨期の外出の減少も代謝が落ちる原因になります。
④日照時間の減少
雲で太陽が隠れることで日照時間が短くなり、日光を浴びる機会が少なくなり、自律神経の切り替えがうまくいかなくなります。
以上のように様々です。
酷なことを言いますが、梅雨だる抗って生活リズムを整えることが一番いいんです。
次に梅雨だる対策のNG行為と、具体的で簡単な対策を解説します。
温度差対策
NG→急に暑くなってきた(寒くなってきた)からエアコンを直接浴びて急激に体を冷やす。
冷たい飲み物をがぶ飲みしてスッキリする。
OK→直接エアコンの風が当たらないようにこまめに調節する。
衣服で調節する。
常温の飲み物で水分補給をする。
代謝対策
NG→めんどうだからササっとシャワー。
外に出れないし家でゴロゴロ。
OK→しっかり湯船につかって汗を出す
家の中でできる簡単な運動や、ストレッチをする。
その他
NG→どうせ曇ってるし、カーテンを開けない。
だるいからギリギリまで寝る。
OK→朝起きたら、カーテンを開けて日中は部屋に少しでも日光を取り込む
早寝早起き、三食食べてリズムをつくる
NGとわかっていてもなかなか難しいのはわかります。
言うは易く行うは難し。
でも、NG行為を繰り返すと梅雨だるが悪化して良くないループに陥ってしまいます。
知識として知ってないと実行に移すことはできないので、是非覚えておいてください！
意識が変わると行動が変わりますよ。
全部やってみて、それでもだめなら・・・
気にして欲しいのがビタミンD
ビタミンDは日光を浴びることで体で作られるビタミンなのですが、日照時間の少ない梅雨の時期は不足してしまう人も多いです。
メンタルにも関与しているビタミンで、魚介類やきのこに多く含まれています。
食べ物から摂るのが難しい場合はサプリメントで摂取すると効率がいいですが、
ビタミンDは脂溶性ビタミンといって過剰になりやすいので、目安の量を守ったうえで、梅雨の時期など不調が続いてるときだけ摂るのがおすすめです。
―――いかがでしたでしょうか？
実践できるものがあれば、できることから是非やってみてみてください
日常生活に支障をきたすような症状がある場合は医療機関を受診してくださいね！
サプリアイエス 薬剤師 石倉